超地味なフリー編集者兼ライター兼単なる旧来型野球オヤジの身辺雑記
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本屋大賞

ベストセラーはあまり読まないヘソ曲がりの私ですが、「博士の愛した数式」(小川洋子)、「夜のピクニック」(恩田陸)、「東京タワー」(リリー・フランキー)は、なんとなく買って読んでいました。
この並び、現場の書店員さんの投票による「本屋大賞」の歴代受賞作です。いま気づいたのですが、みんな映画化されてます。すごい。

ご存知の方も多いと思いますが、本屋大賞はまだ歴史も浅く、いわゆる「権威」ではありません。だけど、書店現場の人が売りたいと思った本というのは強いんですね。やはり彼らはすぐれた本読みです。実際、いい本が多い。あと感じたのは、それぞれにピュアな感じのする作品であるということ。いかにも真面目なタイプの多い書店員さんの選ぶ本だなと思ってしまいました。

出版業界の小売業である書店は、ずっと厳しい状況が続いています。中小書店は減り続けています。書店員は知的労働者でありながら肉体労働者でもあり、給与水準は大手でも決して高いとはいえません。だけどやっぱり本が好き、という人が入ってくるからもっているところがたぶんにあるのでしょう。

という業界事情はさておき、今年の大賞は「一瞬の風になれ」(佐藤多佳子)であります。私、最近まで佐藤多佳子という名前を全然知りませんでした。受賞してからも「なんかジュニア系の人なのかな」とぼんやり思っていて、買おうか買うまいか躊躇していると高校生の娘に言ったら、「いや、それは買ったほうがいいよ」とのご託宣。つい「わかりました」と答えて仕入れたのですが、3巻モノなのね。知らなかった。しめて4300円(税別)。どおりで親に買わせるわけです。

結論から言うと、安い買い物でした。まあ、マンガのように一晩に一冊ずつ読んでしまったわけでございます。これから読まれる方もいるかもしれませんので、あらすじは追いませんが、内容は陸上競技に賭ける高校生のお話。陸上競技と縁のなかった著者が長期間の取材を重ねて、見事にそのディテールを描写しています。もっとも、私も陸上経験があるわけでないのであまり断言はできないのですが、少なくともそれによってリアリティが倍加したことは事実でしょう。

私が読んだものが娘に渡り、ヤツも同じようなペースで読んでいる様子なのですが、私が高校生的なものを懐かしむ視点で読んでいるのに対し、彼女は現在進行形で読んでいるとのこと。それほどハードな部活をやっているわけではないのですが、いちおう運動部に所属しており、もうすぐその部活も引退の時期を迎えるため、その前に読み終えたいなどと言っています。

と、結局は「若いっていいね」みたいな話になってしまうのですが、それとは別に、同じ本をそれぞれのスタンスで共有できる状況があるということは、ちょっと悪くないなと思ったりします。

まあ、だからと言って仲いいわけじゃないし、会話もほとんどないんですけどね。
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by bay-hamakujira | 2007-05-04 22:08 | 日常
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